実りの1日

朝6時。
まだ少し肌寒さの残る時間に、いつもお世話になっている農家さんのもとへ集まりました。この日は、そのご友人の皆さんも一緒に、秋の収穫祭です。
最初は落花生の収穫から。土を掘り返すと、想像していたよりもたくさんの実が顔を出します。
そのあとも、栗や柿、さつまいもと、畑や木々を巡りながら秋の恵みをいただきました。収穫したさつまいもは石焼き芋に。栗は焼き栗に。
そして、この日いちばん印象に残ったのは、採れたての落花生でした。殻を外し、塩茹でにしてみんなで囲む食卓。
普段食べている落花生とはまったく違う、やわらかさと甘み。「落花生って、こんなにおいしいんだ。」そんな驚きを、みんなで分かち合える時間でした。
料理人として食材に向き合う日々ですが、その食材が育つ景色や、土の匂い、人の手を知ることで、見え方は少し変わります。 季節の恵みを囲みながら過ごした一日は、心もお腹も満たされる、豊かな1日になりました。
